小さい会社の1人SEの開発記というか奮戦記

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指定したフォルダを開く【Excal VBA】

業務アプリケーションを組んでいるとバーコードを読み込んでそのデータから指定フォルダを開きたいという事がよくあります。今回はVBAからエクスプローラー経由で指定フォルダを開く手順をまとめます。

条件整理

セルC3に読み込んだバーコードデーターで指定したサーバーの共有名直下のバーコードデータと合致するフォルダを開きます。

バーコードデータ Range(“C3”).Value
サーバー名 SERVER_01
共有名 FOLDER_01
エクスプローラフルパス “C:\Windows\Explorer.exe “

処理のポイント

  • Dirコマンドでフォルダーの有無を検索
  • MkDirコマンドで指定フォルダーが無い場合はフォルダーを作成
  • Shellコマンドでエクスプローラを起動

作成したプログラム

Sub OpenExplorer()

    '   フォルダをエクスプローラで開く
    Dim TXT_PATH As String    '開くフォルダ名
    TXT_PATH = "\\SERVER_01\FOLDER_01\" & Range("C3").Value

    If Dir(TXT_PATH, vbDirectory) = "" Then
        MkDir TXT_PATH
        MsgBox "指定したフォルダを作成しました。"
    End If

    Shell "C:\Windows\Explorer.exe " & TXT_PATH, vbNormalFocus 'フォルダを開く

End Sub

以下解説です。

If Dir(TXT_PATH, vbDirectory) = “” Then

Dir で引数にフォルダフルパスとvbDirectoryを指定すると最下層のフォルダ名が返されます。よって、””が返されると言う事は「そのフォルダが存在しない」という判定になります。

MkDir TXT_PATH

無いフォルダを開きに行くとエラーになりますのでMkDirコマンドで引数のフォルダを作成します。

Shell “C:\Windows\Explorer.exe ” & TXT_PATH, vbNormalFocus

Shellコマンドで引数に指定したフォルダをエクスプローラで開きます。プログラムはフルパスで記述する様にしましょう。vbNormalFocusで通常起動します。

まとめ

フォルダのチェックや作成は、MS-DOSの頃から変わらない構文が使えることに少し感動を覚えてしまいました。

黒画面に緑色の文字でプログラムしていた時代を思い出します・・・。

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