2018年10月「何とかして出張費を削減しよう!」を合言葉に導入した Microsoft Teams ですが、早いもので1年以上の時間が経ちました。この辺で考察をまとめてみようと思います。
中小企業こそ導入すべし
いきなり大上段で結論的な話題から初めてしまいましたが、IT担当を十分な人数抱えることがことができない300人以下の会社にこそ Office 365 Business Premium の導入は価値があります。
- ライセンス管理の簡素化
部署ごとに台帳と管理担当を置いていましたが、マイクロソフトが提供するポータルを使ってIT部門で一括管理できるようになりました。 - メールアドレス管理の簡素化
今まではメールアドレス一覧を作ってインポートを依頼していましたが、Exchangeサービスの Offline Global Address List を使用することで検索が可能になり、一覧作成と更新依頼が無くなりました。 - Web会議による議題理解度の向上
電話会議と比較し、議題の理解度と意思の疎通のレベルが格段に上がりました。画面共有とチャットを使ってしまうと電話会議には戻れません。 - グループスケジューラーが標準で付いてくる
Exchangeサービスの標準機能で予定表の共有が実現可能です。タイムマネジメントの実現にうってつけの道具です。
出張費用は削減されたのか?
Microsoft Teams 導入に当たり「出張費半減!」を目標にしましたが、3割程度しか削減できていない感じです。
目標こそ未達ですが、Web会議で出張費が減らせた実感は明確なものがあります。特に日本国内に複数ヶ所事業所がある会社や工場は県内ですが逆側にあり距離がありますという会社は直ぐにでも効果が出ます。
あまり大人数では使っていませんが10~20人程度のWeb会議では何も問題は起きません。
デメリットは無かったのか?
導入当初ネットワーク負荷が大きくなり、基幹ネットワークとWi-Fiを置き換えました。
もともと老朽化していたと言う事実がありましたが、ネットワークダウンという形で顕在化してしまいましたので基幹ネットワークを置き換え、そうするとWi-Fiがボトルネックになるのは明白でしたので、Wi-Fiも同タイミングで置き換えました。置き換えのきっかけになった事は間違いありません。
まとめ
「Microsoft Office が安価で使える」と言うことで導入した Office365 でしたが、使ってみるとメリットはグループウエアとしての方が多く感じられたと言うのが実態です。
もちろん常に Microsoft Office の最新版が使えるというメリットも計り知れません。(プログラマとしてはどこまでアッパーコンパチが保証されるかが気になりますが・・・。余談です。)
色々な管理が楽になるのと、1ライセンスでPC5台までMicrosoft Officeがインストールので導入すべしです。お薦めできます。
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