自宅のネットワーク環境は初期のフレッツにPR-400NE経由で光電話をつないで構築していましたが、先日楽天ひかりに切り替えました。楽天ひかりはIPv4 over IPv6(DS-Lite)方式を採用しているためPR-400NEではIPv6が使えません。いろいろ調べましたが、ズバリの記事が中々見つかりませんでしたので、自分が実施したことを人柱レビューとして残します。
コンテンツ
環境とやりたいこと
環境
- 光電話を使って電話をつないでいるのでPR-400NEを外すことができない。
- PR-400NEは192.168.0.1のIPアドレスを持ち、サブネットマスク255.255.255.0でホームネットワークを作っている。
- 楽天ひかりはIPv4 over IPv6(DS-Lite)方式を採用している。
やりたいこと
- PR-400NEは光モデムと光電話の機能に専念させ、ルーター機能やDHCPの機能は新規に購入する楽天ひかり動作確認済ルーターに任せる
→ PPPoEブリッジ機能を使用する
→ DHCPサーバーの機能を停止する
→ 光電話の機能はそのまま使用する - とは言えルーター故障対策としてPR-400NEから接続の定義は削除したくない
→ 接続定義は残したまま、接続モードを「要求時接続(自動切断する)」にして切断する - ルーターのIPアドレスは192.168.0.1を変更したくない
→ PR-400NEのIPアドレスを192.168.0.254に変更し、購入したルーターに192.168.0.1を設定する
実際に行った処理
接続を要求時接続に変更
管理画面に入りインターネット接続に使っているプロパティを開きます
※自動切断するを選んだので設定しただけで回線が切れたと思いますが、切れていなければ接続先設定の画面から手動で回線を切断して下さい。PPPランプが消灯します
PPPoEブリッジを有効にする
PPPoEブリッジを「使用する」にして、設定ボタンをクリックします
IPアドレスを変更しDHCPサーバーを停止する
左側メニューからDHCPv4サーバ設定をクリックします
LAN側IPアドレスを192.168.0.254に変更します
DHCPサーバー機能の使用するのチェックを外して、設定ボタンをクリックします
ルーターの設定
https://rmisp.force.com/ispc/s/article/ISPC105
基本指示通り設定しましたが、方式設定がマニュアル通りのものが見つからず、その他のDS-Lite方式を選択して dgw.xpass.jp を登録しました。
※FUFFALO製ルーターWSR-1166DHPL2を使用
2020年9月時点楽天ひかり推奨ルーター
バッファロー WSR-2533DHPL2 IPv6対応 Wi-Fiルーター
はじめまして
この記事のおかげで、楽天ひかりの「楽天ひかりIPv6(IPv4 over IPv6)対応ルータ必須」の意味がわかりました
実は新規で楽天ひかりとひかり電話を契約したら、終端装置にスプリッタ経由ひかり電話+スプリッタ経由PR-400NEの設置となりました
このスプリッタも意味不明なのですが(ADSL時代か?)、PR-400NEの内部設定でIPv6(PPPoE)となっており、あれあれ?と思っていましたが、要はNTTのレンタル機器はスルーして楽天ひかり対応ルータで頑張れってことと理解できました、ちょっと不親切ですね
ともかくいろいろ腑に落ちました、本当にありがとうございました!
設定の参考にさせていただきました。開通初日はIPV6がつながらないのに気づかず大慌てしましたが。
ところで、PR-400NEのIPアドレスを変更されていますが、IPV4で接続はできますか?
当方では、ローカル側192.168.0.Xとは別セグメントにしても、同じにしてもIPV4ではダメです。
IfletsのDNSがntt.setupに返してくれるPV6ではつながるので困ってはいませんが謎です。