Vlookup関数は、参照先が無い場合#N/A、参照先が空欄の場合0が表示されます。今回このエラーと0を表示しない方法をまとめます。
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Vlookup関数とは?
他のワークシートの値を参照する関数でExcelの処理では使用頻度が高い関数です。
Microsoft Docs の中では Excel の参照関数として定義されています。
https://support.office.com/ja-jp/article/vlookup-%E9%96%A2%E6%95%B0-0bbc8083-26fe-4963-8ab8-93a18ad188a1
Vlookup関数の基本構文
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索の型)
検索値 = どこのデータを
範囲 = どこから検索して
列番号 = 何列目を参照するのか
検索の型 = 完全一致か一番近いデータか
検索の型
false = 完全一致、合致するものが無い場合はエラー(#N/A)を返します
true = [検索値]を超えない最大値をデータとして返します。指定しない場合は true として取り扱われます
参照先が空欄の場合は0が返される
仕様としか言いようが無いのですが、参照先が空欄の場合は数値の0が返されます。掛け算で考える場合は便利なのですが、文字列で考えると見栄えが悪いです。
返り値の0を表示しないようにする
考え方としては「返ってきた0を数値と認識させなければ良い。」ということで、後ろに文字長=0の文字列(“”)を追加すれば0の表示は回避できます。
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索の型)&””
これだけで0が表示されなくなります。
返り値の#N/Aを表示しない様にする
考え方は「IFERROR関数を使ってエラーなら””を表示する。」です。
=IFERROR(VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索の型),””)
これでエラーが起きているものは全て表示しなくなります。
#N/Aと0を表示しない様にする
上の2つを合わせればOKです。
=IFERROR(VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索の型)&””,””)
まとめ
少し乱暴な話かもしれませんが
=IFERROR(VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索の型)&””,””)
と丸暗記してしまいましょう。構文だと思ってしまった方が何かと簡単です。
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