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XCOPY再入門【Windows10】

データーをなるべく高速でバックアップを取りたいと考えると、行き着く手段の1つとして「内蔵HDD+XCOPY」に行き着く場合があると思います。今回はXCOPY再入門として記事をまとめます。

内蔵HDD+XCOPYは何がいいの?

最近のSSD値下がりによりシステムドライブをHDDからSSDに変更した方は多いのでは無いでしょうか。

元々システムドライブに使っていたHDDは余って何に使おうか迷うはずです。「ならばバックアップに使ってしまおう。」というのが今回の背景です。フルバックアップ取れる位の容量があればいいのですが、旧式のHDDは容量が少ないのが一般的。「必要な部分だけXCOPYでコピーを取る。」のが大方針です。

システムドライブとして使っていたHDDを使う場合の注意点

システムドライブとして使っていたHDDをデータドライブに使う場合に直面するのが「フォルダーのアクセス拒否」です。

フォルダーがシステムに保護されているためにおこる症状ですが、適切に権限を付け直せば何も問題はありません以下の記事に詳しくまとめていますので参照して下さい。

関連記事:「図解:システムで保護されたフォルダーを削除する【Windows10】

XCOPYコマンド詳細

XCOPY /? でオプションの詳細を確認すると以下の通りです。

ファイルとディレクトリ ツリーをコピーします。
 
XCOPY コピー元 [コピー先] [/A | /M] [/D[:日付]] [/P] [/S [/E]] [/V] [/W]
                      [/C] [/I] [/Q] [/F] [/L] [/G] [/H] [/R] [/T] [/U]
                      [/K] [/N] [/O] [/X] [/Y] [/-Y] [/Z] [/B] [/J]
                      [/EXCLUDE:ファイル1[+ファイル2][+ファイル3]...]
 
  コピー元    コピーするファイル (複数可) を指定します。
  コピー先    新しいファイルの場所や名前を指定します。
  /A          アーカイブ属性が設定されているファイルのみをコピーし、
              属性は変更しません。
  /M          アーカイブ属性が設定されているファイルのみをコピーし、
              アーカイブ属性を解除します。
  /D:月-日-年 指定された日付以降に変更されたファイルをコピーします。
              日付が指定されなかったときは、コピー元の日付がコピー先の日付より
              新しいファイルだけをコピーします。
  /EXCLUDE:ファイル1[+ファイル2][+ファイル3]...
              コピーの除外対象を特定するための文字列を記述したファイルを指定
              します (複数指定可)。文字列は、1 行に 1 つずつ記述します。
              その文字列が、コピー対象ファイルの絶対パスの一部と一致した場合、
              そのファイルはコピーから除外されます。
  /P          コピー先のファイルを作成する前に確認のメッセージを表示します。
  /S          空の場合を除いて、ディレクトリとサブディレクトリをコピーします。
  /E          ディレクトリまたはサブディレクトリが空であってもコピーします。
  /V          コピー先の各ファイルのサイズを検証します。
  /W          コピーを開始する際に、任意のキーを押すことを求めるメッセージを
              表示します。
  /C          エラーが発生してもコピーを続けます。
  /I          指定されたコピー先が存在せず、コピーするファイルが複数の場合、
              コピー先をディレクトリとしてコピーします。
  /Q          コピー中にファイル名を表示しません。
  /F          コピー中にコピー元とコピー先の全ファイル名を表示します。
  /L          コピーされるファイル名を表示します。
  /G          暗号化をサポートしないコピー先に、暗号化されたファイルをコピー
              することを許可します。
  /H          隠しファイルやシステム ファイルもコピーします。
  /R          読み取り専用ファイルを上書きします。
  /T          ファイルはコピーせずにディレクトリ構造のみを作成します。空の
              ディレクトリまたはサブディレクトリは除きます。
  /U          コピー先に既に存在するファイルだけをコピーします。
  /K          属性をコピーします。指定しない場合、読み取り専用属性はリセット
              されます。
  /N          生成された短い名前を使用してコピーします。
  /O          ファイルの所有権と ACL 情報をコピーします。
  /X          ファイルの監査設定をコピーします (/O を含む)。
  /Y          既存のファイルを上書きする前に確認のメッセージを表示しません。
  /-Y         既存のファイルを上書きする前に確認のメッセージを表示します。
  /Z          再起動可能モードでネットワーク ファイルをコピーします。
  /B          シンボリック リンクのリンク先ではなく、シンボリック リンク自体を
              コピーします。
  /J          バッファーされていない I/O を使ってコピーします。サイズが大き
              いファイルに適しています。
 
スイッチ /Y は環境変数 COPYCMD に前もって設定しておくことができます。
この設定は、コマンド ラインの /-Y で上書きすることができます。

この中から必要なオプションを組み合わせていきます。

単純にフォルダのコピーを取るコマンド例

C:\HogehogeD:\Hogehoge にコピーをとるコマンド例

XCOPY C:\Hogehoge D:\Hogehoge /D /E /C /G /Y

オプション説明

  • /D:月-日-年 指定された日付以降に変更されたファイルをコピーします。
    日付が指定されなかったときは、コピー元の日付がコピー先の日付より新しいファイルだけをコピーします。
  • /E ディレクトリまたはサブディレクトリが空であってもコピーします。
  • /C エラーが発生してもコピーを続けます。
  • /G 暗号化をサポートしないコピー先に、暗号化されたファイルをコピーすることを許可します。
  • /Y 既存のファイルを上書きする前に確認のメッセージを表示しません

まとめ

「容量が特別大きくもなく、かといってUSBメモリほど小さくはない。」という少し前のHDDを自分が有効活用するために行ったことをまとめてみました。

HDDは外してしまうとただの金属の塊ですので、壊れるまでしっかり有効活用しましょう。

 

 

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