見た目の可愛さ重視でRAIJINTEK METIS PLUS + Mini-ITXマザーボード小型PCを組んでみましたが、組込みにかなりのコツが要りました。同じような苦労はしなくてもいいと思いますので人柱レビューをまとめます。
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細かくは下側で説明するとして、ザックリとは以下の感じです。
- サイドパネルとシャーシファンを外す
- マザーボードに搭載するものを全て載せる
- ケーブルを配線する(後から配線は実質無理です)
- マザーボード、電源、シャーシファンの順に組込み固定する
- サイドパネルを閉める
構成内容
小型PCをRyzenで組もうとする時のポイントになるのがグラフィック統合製品の「G」シリーズの選択です。具体的には「Ryzen 5 2400G」「Ryzen 3 2200G」と言う事になりますが、1万円強のグラフィックボードを搭載していると思って良いようです。
CPU | AMD | Ryzen3 2200G BOX |
---|---|---|
マザーボード | ASRock | A320M-ITX |
PCケース | RAIJINTEK | METIS PLUS |
M.2 SSD | WESTERN DIGITAL | WD Blue 3D NAND SATA WDS500G2B0B |
電源 | サイズ | 剛短3プラグイン400W SPGT3-400P |
メモリ | バルク | DDR4 4GBx2枚 |
組込みレビュー
順を追って開梱から組み立てまでをレビューしていきます。
METIS PLUS 開梱
サイドパネル、シャーシファンを外す
マザーボードに必要なものを搭載
- マザーボードは ASRock A320M-ITX
- CPUはRyzen3 2200Gです
リテールクーラーで組付けます
- RyzenはPGAなので向きを合わせる必要があります。(向きを間違えるとピン曲がりの原因になりますので必ず確認しましょう)
- 付属マウントを外して、リテールクーラーを取り付けます
- そのまま組み込んでみましたがこれが大失敗。何度も外す目に合いました。
組込み後の写真とポイント
- 先に全ての配線を済ませます。(後から線を差すは、周辺のものと干渉して実質不可能と思って下さい。)
- マザーボードを仮止め、次に電源を仮止めします
- 配線が抜けていないことを確認、本締めしてシャーシファンを取り付ければ完了です。
組み込んだ後に実測して分かった事
- CPU上部のグラフィックカードが入るスペースはカタログ上は170mmがMaxだが、実際には220mm程度まで大丈夫
- CPUクーラーの高さカタログ上Max160mmは実測しても同じ位
- 電源のサイズは小さければ小さいほど配線が楽。(プラグインタイプをお薦めします)
- ドライバーの先端部分が20cm程度あるものが一つあると作業が楽
まとめ
とてもかわいいPCケースです。実際に組み込むとなると少し難易度が高めかなと感じましたが、何をどこに配線するか分かっていれば結構簡単にできると思います。
楽しみながら作ってみましょう。
後日談:リテールクーラーをサイドフローに交換
リテールクーラーを THERMALTAKE の Riing Silent 12 RGB Sync Edition CL-P052-AL12SW-A に交換しました。
- 開梱状態
- 組み込み前の配線完了。(USB3.0とフロントオーディオ以外をつなげています。)
- マザーボード、電源、シャーシファンの順にPCケースに入れた状態。このまま押し込むとファンに接触しそうなのでインシュロックタイかスパイラルチューブでの捕縛は必須です。
- ケーブルが空間を通るようにインシュロックタイで捕縛しました。
- これで完成です。ギリギリ入るサイズで選んだので大丈夫とは思っていましたが、CPUクーラーとサイドカバーは5mm程度しかクリアランスがありませんでした。
熱シミュレーション的にファン配置と向きを考える
- 現在のファンの向きとエアフロー
(天井に吸気に使えるメッシュパネルがあるのでこれで充分かもしれませんが)
- このPCケースは後方吸気、上方排気が熱シミュレーション的にはベスト
天井に120mmのファンを取り付け、シャーシファンとCPUファンの向きを逆にします。一般的な流量として、シャーシファン>CPUファン>電源と思われるので、都度流体減速が発生します。そこで停滞したエアを上方に排気する事で除熱を最適化します。
※正直この構成でここまで気にすることは無いと思います。スペックを上げたら考えればOKです。逆に言えば中が狭いのでスペックを上げたら除熱をきちんと考えないと夏場は動作が不安定になる場合があると思われます。
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