文書を書くにあたって誰に向かって書くかはとても大切です。万人に向かって書いてはとても大資本に太刀打ちできません。ユーザーニーズを満足するためにパソコンの向こうにいる読者の姿を想像してください。
そもそも「ペルソナ」って何?
ペルソナとは商品やサービスを利用する顧客の中で最も重要な「人物モデル」のことです。マーケティング業界でよく使われています。
想定する顧客に対し、年齢、性別、居住地、職業、役職、年収、趣味、価値観、家族構成、休日の過ごし方、ライフスタイルなど、具体性のある詳細な情報を設定し人物モデルを作成していきます。
例えばダイエットサプリを特集する時に
- 40代、男性、ダイエットしたい
とするよりは
- 年齢:45歳
- 性別:男性
- 居住地:神奈川県川崎市〇〇
- 職業:中堅の電気会社社員
- 役職:課長
- 年収:800万円
- 趣味:もともとサッカーをやっていて、30代中ごろからフットサルをやっていたが、課長昇進時から仕事中心になりつつある
- 価値観:仕事第一としながらも体だけは一定レベルに保っておきたい
- 家族構成:妻、息子、娘の4人家族
- 休日の過ごし方:中学生の息子(サッカー部)と娘のクラブ活動の送り迎えと応援、自分の体を動かしたいが時間が割り振れない、休日出勤も割と多い
- ライフスタイル:仕事もできるし、スポーツもできる。会社では出世頭とまでは行かないが昇進は早い方
- ここ数回の健康診断で体重増加による経過観察を指摘され、体重とウエストサイズを減らさなきゃと思っている。今までの人生の中でそんなことは一度も無かったが、運動する時間が無いのでダイエットサプリに興味がでて調べている
とした方が、その人のニーズを満たす記事が書きやすくなります。
過去の自分で「ペルソナ」を設定すると書きやすい
よっぽど特殊な人生を送っていない限り、過去の自分を考えてペルソナを設定するのが簡単です。自分の経験や知識を元に書くのですから、「まだその経験や知識を身につける前の自分」に対して説明してやればいい訳です。
この経験や知識を身につけるためにしたことが、読者が必要なことであり、ブログの記事になっていきます。
ペルソナを設定するメリット
- ターゲット像を具体化することで、想定のばらつきを最小限に抑えることができます
- ペルソナのニーズを満たす事を考える事で読者のユーザーニーズを高めることができます
- 文書を効果的であろうものに絞り込むときに使うことができます
まとめ
ペルソナは誰でもイメージできる平均的な人物像から設定する事が望ましいと考えています。また、小変更にしかならないかもしれませんが、その時その商品に興味を持ちそうな人物像として都度見直すことが重要です。
ユーザーニーズは多種多様化していますので、ターゲッティングを明確にするためにペルソナは設定する様にしましょう。他の誰のためでもない自分の迷走する時間を減らすためです。
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