ExcelからAccessを使う仕組みで色々と逃げてきましたが、ユーザーが増えてきて不具合も出て来たのでSQL Serverを使用する事を考えることにしました。とは言え予算が厳しいプロジェクトですので可能な限り安く済ませなければいけません。まずはSQL Serverを調べてみました。
SQL Server って無料で使えるの?
結論から先に言うと「小規模」か「開発用途」であれば無料で使えます。ざっとまとめると以下の感じです。
エディション | 価格 | 用途 |
---|---|---|
Express | 無料 | 小規模システム |
Developer | 無料 | 開発用途 |
Web | 有償 | Webシステム |
Standard | 有償 | 標準システム |
Enterprise | 有償 | 大規模システム |
https://www.microsoft.com/ja-jp/sql-server/sql-server-2017
無料で使えるのは「Express」と「Developer」
無料で運用に使えるのは「Express」
無料で使用できるSQL Serverのエディションは「Express」と「Developer」でした。
- 「SQL Server Express」は小規模システム用です。10GBという制約があるため、データ量の少ない小規模システムでしか使えません。
- 「SQL Server Developer」は開発用、学習用、テスト用という制限があります。よって開発用、学習用、テスト用であれば無料で使うことができます。本番環境では使えません。
- 何の制約もないのが、有償版である「Enterprise」、「Standard」「WEB」エディションです。これらは有償ですが、180日間無料で使用することができます。
使用環境
使用環境でまとめてみると以下の様になります。なかなか無料では使えないと言うのが本音ですね。
本番環境
本番環境でSQL Serverを無料で使用できるのは、「Express」のみです。
ただし、10GB以内となるので小規模システム限定、多くの本番環境のシステムではSQL Serverは無料では使えないというのが結論です。
開発環境
開発・テスト・学習用では無料で使用できます。
客先と同じ環境を用意したり、テスト的に試す場合など、開発者にとってはSQL Serverはありがたいライセンス体系になっています。
評価
評価する場合は無料になります。約半年間、どのエディションでも無料で使えます。
まとめ
SQL Server は、以下からダウンロードできますので参照してみて下さい。管理ツール SQL Server Management Studio (SSMS) もここからダウンロードできます。
https://www.microsoft.com/ja-jp/sql-server/sql-server-downloads
簡単にまとめると、小規模システム・個人・開発者は無料。ある程度の規模の企業になると有料。
というのがSQL Serverの料金体系でした。なるべく安くを考えると「Azure SQL Database」も選択肢にあがりますね。そちらは別途まとめたいと思います。
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